自毛植毛ではどこの毛を採取していますか?

自毛植毛は側頭部と後頭部から採取

自毛植毛で採取している毛は側頭部と後頭部です。
なぜこの場所から採取するのかその理由はAGA男性型脱毛症の進行パターンにあります。
AGAでは前頭部から薄くなる、頭頂部から薄くなる、その双方から薄くなると3つの進行パターンがあります。
前頭部から薄くなる人はM字型へ、頭頂部から薄くなる人はO字型へ、双方から薄くなる人はU字型へと進行します。
しかしどの進行パターンでも側頭部と後頭部にある毛はそのまま残っていることが多いです。
側頭部と後頭部にある毛はAGAの影響を受けにくいためにこの場所から採取しています。
元々AGAの影響を受けにくい毛なので移植した後でも今までの毛と同じように自然に生え変わりが進みます。

側頭部と後頭部がなぜAGAの影響を受けにくいのか

側頭部と後頭部にある毛がなぜAGAの影響を受けにくいのかその理由はAGAの発症メカニズムにあります。
男性ホルモンのテストステロンが毛乳頭細胞にある5αリダクターゼと結合すると、脱毛作用を持つジヒドロテストステロンへと代謝されます。
ジヒドロテストステロンが毛乳頭細胞にある男性ホルモン受容体と結びつくと成長抑制因子が生成され、毛の成長期が短くなることで薄毛になっていくと言うメカニズムになっています。
5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型がありⅡ型の方がAGAに大きく関わっています。
Ⅱ型は前頭部から頭頂部にかけて見られる特徴があります。
さらに男性ホルモン受容体も側頭部や後頭部には少ないです。
このためAGAが進行しても側頭部や後頭部にある毛はそのまま残ることが多いのです。

採取できる毛の本数に限りがある

その代わりに採取できる毛の本数に限りがあると言うデメリットがあります。
一度の植毛手術で採取できるのは1500グラフトから2000グラフトまでと言われています。
1回で2回分できるメガセッションと言う手術なら大量に採取できます。
5000グラフト以上でも可能と言われており、薄毛が広範囲に及んでいる人でも大丈夫です。
しかしメガセッションでも採取できる毛の本数に限りがあるのは変わりないです。